LEDの世界は、デジタルなのにアナログな世界

630nmと634nmの違い

LEDチップの波長が、630nmと634nm、この様に書かれていれば違う商品だと判断されるのが、一般的な判断だと思います。

 

しかし現実には、同じ商品です。

 

数字で書かれると(デジタル表記をすると)違った商品なんですが、実際にLED電球を調べていると、610-630みたいな表記に出会うことがあると思います。

 

ピーク波長が610nmから630nmの間にあるという非常にアバウトな表記です。

さらに、600nmや640nmの波長を含まないかと言えば、ピークを中心にある一定の幅の波長の光が発光されるのがLEDチップだから、デジタル表示されている数字が全てでなく、あくまでも目安と割り切って考える必要があるのです。

 

ここらがアナログな世界と説明する所以で、さらに植物では、どの波長の光がどのような効果を植物の成長に関与するかは、まだ一部についてのみ発見されているだけで、十分に研究されているとは言えない世界です。

 

電照菊の世界でも、夏菊において花芽抑制効果がLEDでは白熱球ほど十分に効果が発揮されないとの情報もありますが、白熱球なら効果が出るのに、LEDでは生産者により効果が出たり、でなかったりする。

 

これが不思議だと言われていますが、私が想像するに、花芽分化抑制効果への反応が弱い菊では、より強い照射強度が必要とされ、照射時間が長かった生産者や、菊から照明までの距離が近かった生産者では、効果が出るだけの光の強度がありましたが、それ以外の生産者では光の照射強度が弱く、効果が発揮できなかっただけだと判断します。

 

だから対策は、照射時間を延長するか、正しい波長である660nmの照明に変えるかです。