当社はがLED照明を考えるなら、先ずまっ先に考えることは、この照明はどんな光を出すことが目的で、その為に使えるLEDチップはなにか。

そしてそのLEDチップを組み込むボディーには何が使えるか。

 

実験室や大学で研究された結果を基に、どこのメーカーのLEDチップをいくつ組み合わせるかを考えます。

当然コストも問題になるので、許されるコスト内で最善の結果が出る組み合わせを考えます。

 

そしてそのチップを組み込むボディーも、防水仕様で、さらに光の照射角を特定の目的があるなら別ですが、一般的には出来るだけ広く照射できるものを選びます。

 

ここまで来ると、温室内で点灯したときの光の状態も予測可能です。

 

そこで出された結果が、最初に設計した条件を満たしていれば、先ずは完成です。

 

出来れば似通った複数のパターンを比較検討として同時に実験すれば、より短期間で結論が出せますが、1パターンだけでも予測した結果との差異を調べることで、短期間で希望する商品の開発は可能となります。

 

例えば電球色のLED電球は、昼白色よりも20%程暗くなることが常識です。

 光は、同じ量であっても、555nmを基準に、波長が長くなっても、短くなっても明るさは暗くなります。

555nmと630nmでは約1/4の明るさになり、630nmと660nmでも同様に約1/4の明るさになります。

 だから、555nmと660nmでは、1/16も明るさが違ってくるのです。

 

電球色は光の成分が赤色が増えた状態になるわけで、光の量は同じでも、暗くなる光が多くなれば、その電球は暗くなるのです。