大葉栽培におけるLED電球導入方法とは

新規に温室を作るのでなく、現状のまま照明をLED電球に取り替えるときに、皆さんこの方法はどう評価されますか?

 

実は現在、大葉栽培農家の方から、LED電球を導入したいとの問い合わせが入っています。

 

私の答えはひどく簡単で、今とあまり変わらない環境で作業するなら、導入したいところの数だけ白色のLED電球を購入して取り付けて下さい。

 

これは、白色(厳密に言えば赤色LEDと白色LEDを組み込んだ電球)は白熱球の100W以上の花芽抑制効果が出るようにとの設定で企画した商品です。

だから既設の照明と取り替えても、花芽抑制効果は強くなることはあっても、不足することは考えられません。

だから問題なく、白熱球や蛍光灯から変更できます。

 

そして赤色のLED電球を取り付けるなら、先ずは1球おきに既存の照明からLED電球に取り替えて下さい。

 

どうして1球おきなのか?

赤色のLED電球には、赤色のLEDチップが1w×5個付いており、白色のLED電球では赤色のLEDチップは1w×2個だから、倍以上の効果があることになります。

 

既存の照明から赤色のLED電球に取り替えても、白色の場合と同様、花芽抑制効果は強くなります。

だから当面このままで栽培しながら、順次新しく導入したLED電球の間に残された既存の照明を、状況を見ながら廃止することも可能となります。

 

大葉栽培では、白熱球も電照菊と比較し、60w程の低いワット数の電球を使用していたとの記載があります。

環境により必要とされる光の量は異なるでしょうが、光に敏感に反応する大葉ですので、花芽抑制効果の強い光であれば、照明の灯数は十分削減可能と考えます。

 

それも最初から減らして設定でなく、既存照明を活かしながら、可能なところから廃止していく。

 

どうでしょうか?

私はこの方法を、大葉生産者の方々にはお勧めします。